モバイルアトリビューション | Mobile Attribution
アトリビューションとは
モバイルにおけるアトリビューションは、広告費用をユーザーのエンゲージメントやインストールにアトリビュートするなど、特定の変数に基づいて2つのデータを紐付ける技術です。アトリビューションにより、ユーザーがモバイル広告とどのように関わったかを理解できます。
優れたモバイルアプリアトリビューションは、コンバージョンファネル全体を網羅します。ユーザーが広告を見てクリックしたかどうか、広告閲覧後にアプリをインストールしたかどうか、さらに、アプリのインストール後にユーザーがどのような行動をとったのかなどを把握できます。モバイルアプリ計測により、広告主やマーケターは個々のユーザーについて理解できるだけでなく、関連するコホートやクリエイティブに反応した(または反応しなかった)グループを特定し、主要なイベントを計測することでアプリ内での行動を把握できます。
アトリビューションが重要な理由
アトリビューションを計測することにより、獲得したコンバージョン数に対する広告費が確認できます。アトリビューションは広告キャンペーンの成果を測る重要な指標です。アトリビューションが正確でなければ、広告にどの程度の費用が投入され、コンバージョンによってどれだけ収益があったかを理解できません。
さらに、あらゆる種類の最適化において、モバイルアプリアトリビューションは不可欠です。ユーザーイベントの計測や広告に接触したユーザーの行動を理解することで、アプリやクリエイティブ、広告費のあらゆる点において変更や改善が可能になります。
また、広告枠の価格設定からキャンペーンパフォーマンスの計測まで、アトリビューションはモバイル広告エコシステム全体に影響を与えます。モバイルマーケティングとってこの指標がとても大切であることがお分かりいただけると思います。
テンポラリーアトリビューションとは
テンポラリーアトリビューションは、時間的な制約があるモデルで、データ表示を柔軟に行うことができます。施策判断のためにテストをしたり、キャンペーン管理を行う際にも有益です。
テンポラリーアトリビューションが通常のアトリビューションモデルとどう違うのか、その例を見てみましょう。
あるゲームアプリのマーケティング担当者が、時間制限つきのキャンペーンを施策しています。担当者は、新規のネットワークであるネットワークBに、ユーザーのリアトリビューションの1週間後のユーザートラフィックを促すために広告配信を依頼します。しかし、その1週間が過ぎたら、ネットワークBへの成果報酬の支払いを停止したいとします。
テンポラリーアトリビューションモデルを使用すると、1週間経った時点で、ネットワークBに対するアトリビューションが、以前のアトリビューションソースに戻ります。ネットワークは依然としてリアトリビューションに対する報酬を受け取りますが、リアトリビューションされたユーザーのその後のセッションやイベントは、それがオーガニックであれ、ネットワークソースであれ、以前のソースに反映されます。
この理由から、テンポラリーアトリビューションは、エンゲージメントやリターゲティングキャンペーンの効果測定に有効です。
アトリビューションとAdjust
Adjustが提供するソリューションの中核をなすのは、アトリビューション計測です。Adjustは、連携や設定が容易なアトリビューション計測システムを開発し、マーケターが簡単にモバイル計測を開始できるようにしました。Adjustのアトリビューション設定方法の詳細については、Adjustのヘルプセンターをご確認ください。
Adjustを活用することで、さまざまなチャネルにわたる広告のパフォーマンスを理解できます。Adjustのお客様はマーケティングチャネルを計測して、クリックやインプレッションなどのコンバージョンデータを集約し、詳細な分析を実施できます。どの広告がどのユーザーをもたらし、どのキャンペーンのクリエイティブを見たかなどのデータを入手することができ、またアプリを起動するユーザーを計測し、リアルタイムで流入元を特定します。
Adjustは動的に動作するパートナー設定が可能なため、パートナー固有のURLや容量が大きいネットワークのSDKの実装に心配する必要がありません。つまり、広告を直接管理画面に設定して、ネットワーク全体を対象にした結果の計測がすぐに始められるのです。Adjustが連携しているパートナーは、テクノロジーパートナーの一覧で確認できます。
モバイルアプリアトリビューションについてさらに詳しくお知りになりたい方は、「モバイルアプリ計測の基本『アトリビューション』とは?」をご覧ください。
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