リターゲティング | Retargeting
リターゲティングとは
リターゲティングは、アプリをインストールし、その後しばらくしてアプリを使用していないユーザーに対して再度広告表示を行うための手法です。一度興味を持ったユーザーは新規ユーザーよりもコンバージョン率が高いため、リマーケティングとも呼ばれるこのテクニックがよく利用されています。
例えば、ユーザーがある商品に興味を示し、デバイスにEコマースアプリをインストールしたものの、1ヶ月間何も購入していないことが分かったとします。このようなユーザーを特定のお得情報やプロモーションでリターゲットし、アプリに戻って購入するよう促すことができます。しかし、このようなマーケティング戦略はEコマースに限ったものではありません。他の市場では、特定のレベルに戻ったり(ゲームアプリ)、より多くのメッセージを送信して他のユーザーに「いいね」をする(ソーシャルやデートアプリ)といったアクションを促すためにこうした戦略がとられます。
リターゲティングが重要な理由
ユーザー獲得とリターゲティングの比較については様々な議論がありますが、最終的には顧客生涯価値 (LTV)と ROASに辿り着きます。同じ費用、またはより少ない費用でファネルの先にいる(先にいた)ユーザーを獲得できるのに、なぜ新規のユーザー獲得を優先する必要があるのかという疑問が生じるのです。
バランスの取れたアプローチを取ることが重要ですが、リターゲティングの有効性を無視することはできません。多くのマーケターが、休眠中のアプリユーザーに対してメッセージや広告、プッシュ通知を使ってリターゲティング施策を行っています。
アプリに興味を持った場合でも必ずしもコンバージョンが発生するわけではありませんが、リターゲティングをすることによりコンバージョンにまで誘導するには役立ちます。
リターゲティングのメリット
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マーケターにとってリターゲティングがどれだけ有効かという点を説明するために、実際の例を以下にご紹介します。
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休眠ユーザー: アプリをインストール済みのユーザーに新しい広告を表示し、アプリを思い出させます。この目的は、エンゲージメントとユーザーの維持にあります。
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アップセル:ユーザーにメンバーシップを更するメリットを提示します。新しいアプリやアップデートの紹介にもなります。
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ヘビーショッパー: 新しい広告によって繰り返しコンバージョンを促すだけでなく、購入を積極的に行うユーザーの関心を引く新商品を宣伝します。
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コンバージョンの完了: ユーザーのカートがいっぱいになっていたり、ユーザー登録が終わっていないような場合でも、リマーケティングによって次のステージへ進行を促すことができます。
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テスト: 異なるコホートを対象にクリエイティブをテストし、その効果を確認できます。
リターゲティングとAdjust
Adjustでは、価値の高いユーザーへのリターゲティングを簡単に実施できます。Adjustのインターフェイスはリマーケティングの機会を素早く自動的に特定します。Adjustは、ユーザーがアプリを初回起動した瞬時に計測を開始します。さらにコホート分析ツールによって、どのユーザーがインストール後の目標を達成したかなど、ユーザーを理解するために必要な情報が全て取得できます。
またAdjustにより、どのユーザーがコンバージョンチェーンから脱落し、ファネルのどの時点でユーザーがアプリから離脱したかを把握して、それらのユーザーをリターゲティングキャンペーンの対象にすることができます。詳細はこちらのブログ(英語)をご覧ください。
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